この四角形の窓ですね。
理由は、この窓は上に向かって開くのですが、
それほど窓が開かないため
視線がほとんど入ってこないこと、
そして、窓が軒代わりになるので、
小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。
つまり、天気の日はもちろん、
小ぶりの雨程度なら、
ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。
フロストガラスを使っていることで、
外から中も見えないので、
カーテンだって必要なくなりますしね。
また、この窓じゃなく、
引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合、
窓を開けた時、どうしても視線まで
一緒に取り込んでしまうのですが、
この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。
例えば、一般的には、
窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、
引き違い窓をこの高さに設置すると、
外から家の中が丸見えになってしまいます。
そこで窓の高さを床から2mではなく、
あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?
窓の高さが40cm上がることによって、
外から家の中が見えにくくなります。
理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、
仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、
2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)
=2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。
結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、
その分コストをカット出来るし、
より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。
いかがでしたか?
このように窓のつくり方一つで、
家のコストも、家の明るさも、
家の快適性も格段に変わってくるのが、
家づくりの隠れた現実の一つです。
なので、暗くて閉鎖的に家にしないために、
窓のつくり方にも配慮しながら
家づくりをしていただければと思います。
それでは、、、