♢家づくり豆知識/窓を殺す考え方と活かす考え方♢

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ご覧いただければ分かるように、

弊社では、リビングダイニングキッチンに使う窓は、

天井の高さと同じサイズのものを使っています。

 

天井と窓の高さを合わせることによって

そうじゃない窓を使った場合より

はるかに抜け感が出るし、

室内により多くの光を

採り込むことが出来るからです。

 

また、光が天井までしっかり届くため

より室内を明るく感じさせてくれるし、

窓枠も必要じゃなくなるため、

窓枠の上にたまったホコリを

取る必要もありません。

 

そんなこんなで、

この窓を標準的に使っているのですが、

とはいえ、このハイサッシを使う場合、

気を付けなければいけないことがあります。

 



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この四角形の窓ですね。

 

理由は、この窓は上に向かって開くのですが、

それほど窓が開かないため

視線がほとんど入ってこないこと、

そして、窓が軒代わりになるので、

小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。

 

つまり、天気の日はもちろん、

小ぶりの雨程度なら、

ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。

 

フロストガラスを使っていることで、

外から中も見えないので、

カーテンだって必要なくなりますしね。

 

また、この窓じゃなく、

引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合、

窓を開けた時、どうしても視線まで

一緒に取り込んでしまうのですが、

この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。

 

例えば、一般的には、

窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、

引き違い窓をこの高さに設置すると、

外から家の中が丸見えになってしまいます。

 

そこで窓の高さを床から2mではなく、

あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?

窓の高さが40cm上がることによって、

外から家の中が見えにくくなります。

 

理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、

仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、

m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)

2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。

 

結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、

その分コストをカット出来るし、

より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。

 

いかがでしたか?

 

このように窓のつくり方一つで、

家のコストも、家の明るさも、

家の快適性も格段に変わってくるのが、

家づくりの隠れた現実の一つです。

 

なので、暗くて閉鎖的に家にしないために、

窓のつくり方にも配慮しながら

家づくりをしていただければと思います。

 

それでは、、、