家づくり豆知識/家にかかせないお金の話

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 誰しもにとって

「家」は憧れの存在だと思いますが、

いざ購入に踏み切ろうとしたら、

漠然とした不安が押し寄せてくるのもまた、

共通したことではないでしょうか?

 

それゆえ、家づくりを

心から楽しめるようになるためにも、

まずこの漠然とした不安を

払拭しなければいけません。

 

そして、そのためには、

お金に対する知識を付ける必要があります。

 

知らないまま家づくりをすると、

ずっと漠然とした不安を抱えたまま

暮らすことになるだけじゃなく、

最悪の場合、その不安通りの

結末を迎えるかもしれないですからね。

 

 

では、今回からは

家づくりに限ったことだけではなく、

家づくりに関連するお金のことを

全般的にお伝えしていきたいと思います。

 

 

全てが切っても切り離せないぐらい

密接に関連しているので、

まずは内容をご理解いただき、

ご夫婦で議論した上で、

家づくりを進めていただければと思います。

 

 

将来のことまで考えていますか?

 

家づくりで最も大切なことが、

今の状況だけを考えて買うのではなく、

将来のことまで見据えた上で買わないといけない、

ということです。

 

将来のことまで見据えておかないと、

予算設定を間違えてしまい、

家のメンテ資金や教育資金、

そして老後資金が枯渇してしまうからです。

 

例えば、あなたは、

老後資金についてどのようにお考えでしょうか?

 

将来は年金だけで暮らしていくことが出来るのか?

出来ないとしたら、どれくらい貯蓄しておくべきなのか?

そして、貯蓄をどのような方法ですべきで、

どのように年金を受け取るようにすべきなのか?

  

ちなみに、65歳からを老後とした場合、

65歳以降、夫婦2人の最低生活費は、

22万円前後だと言われています。

そして、旅行や趣味が楽しみたいのなら

さらに13万円前後のゆとり資金が必要だ

と言われています。

 

つまり、65歳でリタイアして

その後、豊かな老後を送りたいとお考えだとしたら、

どうやら毎月35万円ぐらい必要らしいのですが、

さて、この資金をどうやってこれから

つくっていけばいいのか考えたことはあるでしょうか?

 


仮に95歳を寿命とするならば、

12600万円ぐらい必要だということですね。

こうやって計算してみたら

気が遠くなる数字ですよね(涙)

 

老後の計画を塗り替える


実は、人間の寿命は

10年ごとに2年ずつ延びていっていて

私たちの世代の多くが90歳以上まで

生きると言われています。

 


それゆえ、私たちは

そもそも65歳でリタイアするという考え方から

改めないといけません。


老後生活が長くなればなるほど、

莫大なお金が必要になるし、

それ以前の問題として、

仕事がなくなってしまうとただただ暇だからです。

 


なので、まずは

リタイア年齢を75歳まで上げてください。

そうすれば、老後生活が10年縮まり、

老後の生活費が随分と軽くなりますよね。

 


また、年金をもらう年齢を

65歳から75歳に引き上げると、

支給額が1.8倍になるため、

仮に夫婦そろって75歳まで働き続けたとしたら、

普通に生活するぐらいなら

年金だけで十分にやっていけるようになります。

 


かつ、今のうちからかけておいた方がいいのが、

iDeCoという個人型確定拠出年金です。


つまり、国民年金や厚生年金の上積み分となる年金を

今のうちから個人的にかけておくということですね。


 

この制度を利用すれば、

掛け金が全額所得控除となるため、

住宅ローン控除のように、

年末調整でお金が返ってくるし、

かつ、毎月積立投資をしていくのと同じなので、

銀行の貯金とは比べものにならないぐらい

お金が増える可能性があるため、

老後資金に大きなゆとりが生まれるでしょうからね。

 


75歳まで働きたいと思っていても、

体を壊す可能性もあることから、

そんな時のために余分な蓄えもしておきたいわけですしね。

 


そんなこんなで、

家を建てるタイミングで、

このiDeCoに入るべきだと思っています。

奥さんも扶養から外れて働いているとしたら、

夫婦そろってです。

 


会社員なら毎月の上限が23,000円、

公務員なら毎月の上限が12,000円、

60歳までずっとかけ続けることが出来るので、

まずは、これが夫婦そろってかけられるぐらいの

余力を残しながら家づくりの予算計画を

立てるようにしてくださいね。

 


とはいえ、今回はただ単に、

老後資金についてだけお伝えしただけで、

子供たちの教員資金について全く触れていないので、

次回は、教育資金についてお伝えしながら、

どのように家づくりの計画を立てればいいのか?

考えていきたいと思います。

  

それでは、、、